Freeデーリー政懇2月例会 福島医大教授の大平哲也氏が講演

「笑い」と健康の関係について解説する大平哲也教授=24日、八戸市
「笑い」と健康の関係について解説する大平哲也教授=24日、八戸市

デーリー東北政経懇話会2月例会が24日、八戸プラザホテルで開かれた。福島県立医科大疫学講座主任教授の大平哲也氏が「コロナ禍の健康管理と笑いの効果~こころとからだを癒す笑いの力~」と題して講演。「笑い」と健康に関する調査結果を基に、笑いが身体にもたらす効果やストレス解消法を紹介した。

 大平教授は大阪府立健康科学センター健康開発部医長などを経て、2013年から現職。大阪大大学院医学系研究科招聘(しょうへい)教授、日本笑い学会理事も務める。

 大平教授によると、東日本大震災の被災地の住民を対象にした心や健康に関する調査では、過度なストレスや不安によるうつ症状や、避難生活などを要因とした肥満傾向が認められた。

 大平教授はコロナ禍との類似点を指摘し「ストレスをため込むと将来的に脳卒中やうつ発症のリスクが高くなる」と強調。別な研究では、よく笑う人ほど病気のリスクが低いとの結果が出ているとし「笑うことは脳の活性化や口腔(こうくう)機能にも影響する。生活習慣病や認知症、介護の予防につながる」と解説した。

 笑う動作は腹式呼吸でリラクセーション効果が得られる―と語り、ストレス解消策として近年注目される健康法「笑いヨガ」を実践で披露した。

 その上で「『笑う門には福来(き)たる』というように、1人1人が笑いを意識した生活を送ることで健康を得られる。生活の中に笑いを取り入れてほしい」と呼び掛けた。

お気に入り登録