Free青森県内、天気大荒れ 七戸署管内、事故20件超

雪による事故の影響で渋滞する国道4号=21日午後2時40分ごろ、七戸町金沢平

強い冬型の気圧配置となった影響で、21日の青森県内は大荒れの天気となった。青森地方気象台は下北地方を除く県内全域に一時、暴風雪警報を発表。十和田で2月の観測史上最大の16・1メートルの最大風速を記録するなど県南各地も雪を伴った強い風に見舞われ、交通障害が相次いだ。

 最大瞬間風速は八戸33・0メートル、十和田24・1メートル、野辺地23・7メートル、三沢20・5メートルなど。 県警高速隊によると、上北道路下りの六戸ジャンクション―七戸インターチェンジ間で5件の交通事故が発生し、午前11時55分から午後5時半まで通行止めとなった。現場は吹雪で視界が悪かった。

 七戸署管内では、20件以上の交通事故が発生。七戸町では、みちのく有料道路出入り口付近の同町後平から東北町千曳間の国道4号で大型トラックが立ち往生するなどして渋滞した。

 国道338号三沢市高瀬川―同市四川目間(17キロ)でも事故が相次ぎ、正午から5時間、通行止めとなった。

 JR東日本青森支店によると、八戸線の上下計6本、大湊線の上下8本が運休。青い森鉄道では三戸―八戸間で下り1本が運転を見合わせたほか、青森行きの列車が千曳駅で停止位置を約38メートル行き過ぎるオーバーランが発生した。

 空の便は、青森空港で27便、三沢空港では5便が欠航した。

 八戸消防本部によると、八戸市内で屋根や外壁などが剝がれる建物被害が2件あった。けが人はいない。

 気象台によると、22日も冬型の気圧配置が続き、ところによりふぶく見込み。

 
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