Free【北奥羽の地名】野牛(東通)/豊漁の入り江「ヌ・ウシ」?

北奥羽の地名
北奥羽の地名

東通村北部、野牛川沿いにある盆地の裾野には、「野牛」と呼ばれる集落がある。東側に標高301メートルの片崎山を望む、街村状に発達した集落だ。

 1889(明治22)年の町村制施行まで、「野牛村」として独立していた地区。古くは砂鉄や松炭、石炭などを燃料にした良質の鉄を製造し、1950年以降も砂鉄の採掘などでにぎわった。

 村史などによると、地名は、アイヌ語に由来するとの説が有力。津軽海峡とつながる野牛川や広大な野牛沼で魚介類が豊富に取れたことから、「豊漁の入り江」を指す「ヌ・ウシ」が、なまって名付けられたとみられるという。たくさんの樹木が生い茂っていたため―との見方もある。

 野牛は、国の重要無形民俗文化財である「能舞」や、県無形民俗文化財の「餅つき踊り」が、地区の青年会や婦人会によって伝承されており、歴史や文化も感じられる土地柄だ。

 ※ネット連載

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