Free晴れ舞台、心待ちに 八戸・根岸小虎舞愛好会

伝統を受け継ぎ、日々練習に励む八戸市立根岸小虎舞部=2021年12月、同校
伝統を受け継ぎ、日々練習に励む八戸市立根岸小虎舞部=2021年12月、同校

東北地方の太平洋側をはじめ全国各地で親しまれる伝統芸能の虎舞。八戸市立根岸小には市内で珍しい「虎舞愛好会」がある。四半世紀にわたる歩みで、培った技は先輩から後輩へと託されてきた。一方、ここ2年は新型コロナウイルスの影響を受け、大勢の観客の前で披露する機会を失う。それでも子どもたちはめげない。2022年は寅(とら)年。小さな手によって命を吹き込まれた、少しやんちゃな新年の主役は、再び舞台に立てる日を信じて、元気いっぱいに練習場を駆け回る。

 虎舞は祭りや祝いの席などで演じられ、八戸地方でも地元の人たちに長年愛されてきた。2人1組で演じるトラに頭をかまれると縁起がいいとされ、「健康に過ごせる」「頭が良くなる」などと伝わる。

 同会は1998年、学校の創立50周年を記念して誕生した。力強い舞で魅了するトラや、軽快な動きで笑いを誘うひょっとこ、小気味よいリズムと音色を奏でるお囃子はやしなど、全ての役を児童が担当する。地域住民らの指導を仰ぎながらも、上級生が下級生に教える「口承」を基本に歴史を紡いできた。

 トラを担当する6年の館野ひよりさん(12)は「音に合わせて楽しく舞うところが面白い」とにっこり。「虎舞を見た人が楽しんでくれるのが一番うれしい」と晴れ舞台を心待ちにする。

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