Free【新型コロナ】感染の1人「オミクロン」疑い 結果判明には数日/岩手

岩手県は27日、釜石市の30代男性1人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。男性は新変異株「オミクロン株」に感染した疑いのある患者と同じ航空機に乗っており、県はゲノム解析を実施して詳しく調べている。県内の感染確認の発表は11月14日以来。感染者の累計は3488人となった。

 県によると、男性は23日に海外から羽田空港を経由して帰国。入国時の検査は陰性で、24日に公共交通機関は使わず、車で自宅に戻った。

 その後、同じ航空機にオミクロン株感染の疑いのある患者が乗っていたと国から連絡があり、男性は濃厚接触者として26日から県内の宿泊療養施設に滞在していた。

 男性はワクチンを2回接種済みで、発熱や頭痛などの症状が出ているが、重症ではない。同居家族4人は、26日の検査でいずれも陰性だった。男性宅を訪れて会話した数人についても検査する予定。

 県はこれまでの検査で、男性が感染したのはデルタ株でないことを確認しており、オミクロン株かどうかを調べるため、県環境保健研究センターでゲノム解析を実施中。結果が出るまでには数日かかる可能性もある。

 県によると、患者と同じ航空機に搭乗するなどし、国から濃厚接触者に当たると連絡があった県内在住者は計13人いて、うち7人は県内の宿泊療養施設に入所している。

 
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