Free身入り、味に太鼓判 久慈・麦生漁港でウニ水揚げ

冬の海で大きく育ったウニを水揚げする漁業者=20日午前10時20分ごろ、久慈市の麦生漁港
冬の海で大きく育ったウニを水揚げする漁業者=20日午前10時20分ごろ、久慈市の麦生漁港

久慈市の南侍浜漁業研究会(舛森清会長)が20日、同市の麦生漁港周辺で蓄養しているウニを水揚げした。年末年始の需要期向けで、この時期の水揚げは初めて。夏場の約2倍に当たる1キロ当たり3千円で取引された。舛森会長は「身入りが良く、味は文句なしだ」と太鼓判を押している。

 同研究会は地域の新たな特産品、品薄で高値が期待できる冬季の安定出荷を目指し、岩手県の「黄金のウニ収益力向上推進事業」を活用して昨年12月から蓄養事業に着手。沖合のウニを漁港周辺に移し、干し昆布などを餌に育てている。

 この日、同漁港にはウニ428キロが水揚げされ、ハマは活気に包まれた。購入した階上町の専門店は関東方面の量販店に出荷するという。舛森会長は「さらなる販路拡大を図り、漁業者の収入アップ、地域活性化につなげたい」と力を込めた。

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