Free大賞に「光栄ですニャー」 浄法寺のねこ、東北流行語1位/二戸

東北流行語大賞に輝いた「浄法寺のねこ」
東北流行語大賞に輝いた「浄法寺のねこ」

ウェブやSNS(会員制交流サイト)上で話題になった、東北6県に関連するワードを対象とした「勝手に!東北流行語大賞2021」で、二戸市のゆるキャラ「浄法寺のねこ」がグランプリの大賞に輝いた。2位の「大谷MVP」を抑えての快挙。浄法寺のねこは「本当に光栄ですニャー」と喜びを隠せない様子だ。

 浄法寺のねこのマネジャー役で、市政策推進課の田山裕之情報管理室長によると、このキャラクターは1994年、合併前の旧浄法寺町時代に誕生。しかし、「遊園地にいそうな安っぽいキャラ」とされ、当時はなかなか人気が出ず、25年ほど倉庫生活を余儀なくされたという。

 その後、2019年に市出身の4兄弟のロックバンド「SaToMansion(サトウマンション)」のイベントに呼ばれたのをきっかけに、愛らしいキャラが脚光を浴びてブレーク。最近は各地の催しに引っ張りだことなり、SNSで地域をPRしたり、毒舌やジョークも交えた自由なつぶやきをしたりしてファンの心をつかんでいる。

 東北流行語大賞は、住民参加型ニュースサイト「TOHOKU360」(安藤歩美代表)が主催。ノミネートされた15の候補ワードを対象にウェブで投票を募り、8日に結果を発表した。

 浄法寺のねこは「25年間忘れ去られ、眠っていたキャラなので信じられないニャー」とコメント。「受賞をきっかけに、二戸や浄法寺をウェブで検索してもらって、ニャンブ地方をみんなで盛り上げていってほしいニャー」と呼び掛けている。

 
お気に入り登録