Free字のイメージ、体で表現 八戸東高表現科、劇作家中屋敷さんに学ぶ

テーマに沿って、全身を使って表現する生徒
テーマに沿って、全身を使って表現する生徒

青森県立八戸東高(黒坂孝校長)表現科が7、8日、十和田市出身の劇作家で、劇団「柿喰(く)う客」代表の中屋敷法仁さんを講師に招いたワークショップをオンラインで開催した。1、2年生約60人が、与えられたテーマや自身の感情などを自分の体を使って表現する技術を学んだ。

 毎年実施。今回初めてオンラインで行い、同校と神奈川県内にある同劇団の稽古場をつないで授業を実施した。中屋敷さんのほか、劇団所属の俳優で玉置玲央さん、永島敬三さん、田中穂先さんも講師として参加した。

 初日は「愛」や「死」という漢字を、体全体で書いて表現するトレーニングに挑戦。生徒は、自分が字から得たイメージを表すため、体全体を使って思い思いの動きを披露した。

 2年の内城真凜さん(17)は「見る人によって捉え方が違うところが面白いと思った。表現する上で、自分なりの個性を見つけたい」と刺激を受けた様子。

 中屋敷さんは取材に「それぞれのキャラクターや表現に向き合う姿勢を見ることができて良かった」と話していた。

 
お気に入り登録