Free樹木も冬支度、着々と 八戸公園で松の雪つり

本格的な降雪に備え、雪つり作業を進める造園業者=14日、八戸市の八戸公園
本格的な降雪に備え、雪つり作業を進める造園業者=14日、八戸市の八戸公園

八戸市十日市の八戸公園で、園内の樹木の冬囲いが本格化している。14日は日本庭園にあるアカマツの枝が雪の重みで折れないように、縄で支柱に固定する「雪つり」の作業が行われ、着々と冬支度を整えた。

 公園の指定管理者の三八五流通(同市)によると、冬囲いは毎年11月から年末にかけて実施。特に雪つりは伝統的な職人技が必要な作業で、専門の造園業者に依頼している。

 この日は柿本園芸(同市、柿本権一代表)の担当者2人が、木の幹の近くに支柱を設置。その先から枝に縄を放射状に何本も張り、見事な円すい形を作り上げた。

 三八五流通の担当者は「雪つりは正月前の風物詩でもあり、職人の高い技術は見応えがある」と出来栄えを評した。

 
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