Free岩舘姉妹、防具付空手で日本一 同時初V、喜びひとしお/八戸

全日本防具付空手道選手権で優勝した岩舘音寧さん(左)と岩舘瑚子さん
全日本防具付空手道選手権で優勝した岩舘音寧さん(左)と岩舘瑚子さん

東京武道館で10月に行われた「第59回全国防具付空手道選手権」(全日本空手道連盟錬武会主催)で、八戸市の空手道場「修道会」(小田修治会長)に所属する市立大館中2年の岩舘音寧(ねね)さん(14)と新井田小6年の岩舘瑚子(ここ)さん(12)姉妹が、それぞれ優勝を飾った。2人とも日本一に輝くのは初めてで、「自分の実力を出し切れた」と声をそろえ、喜んでいる。

 大会は、新型コロナウイルス感染症などの影響で一昨年、昨年と中止となっていたため、3年ぶりの開催となった。音寧さんは女子個人組手の中学生の部、瑚子さんは同小学5、6年の部に出場。それぞれの部門に全国から集まった約10人が参加し、実力を競った。

 組手は突き技、蹴り技などを駆使しながら、相手と勝負するもの。今大会を振り返り、音寧さんは「相手の突きを回避しながら、カウンターをうまく使えた」。瑚子さんは「上段突き、中段蹴りでポイントを取れた」と満足げだった。

 2人は今後も練習に励み、再び日本一の座を狙うという。音寧さんは「自分が納得できるレベルになるまで競技を続ける」。瑚子さんは「もっと積極的な攻撃を練習して、レベルアップしたい」と力を込めた。

 
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