Freeホッキガイ漁解禁 三沢市、百石町の2漁協水揚げ

水揚げしたホッキガイを選別する漁師=3日午前7時45分ごろ、おいらせ町沖
水揚げしたホッキガイを選別する漁師=3日午前7時45分ごろ、おいらせ町沖

三沢―八戸沖の通称・北浜海域で3日、本年度のホッキガイ漁が始まった。八戸港沖での貨物船座礁事故に伴う油流出の影響で八戸みなと、市川2漁協が出漁を断念し、三沢市、百石町2漁協が三沢、八戸両港へ水揚げした。需要の高まりを背景に高値で取引された半面、多くの関係者が「4漁協そろって始められず残念」と漏らした。

 しけのため解禁日(12月1日)から2日遅れたこの日は、計26隻が出漁した。北浜ほっき貝資源対策協議会事務局を担う百石町漁協の平野政儀参事は「八戸みなと、市川の分も操業に力を入れる」と複雑な表情を浮かべた。

 同漁協所属の第8大徳丸(4・9トン)は、漁師4人が桁網にずっしり入ったホッキガイを引き揚げた後、サイズによってL(10センチ)M(9センチ)S(8センチ)などに仕分け。船長の工藤徳康さん(77)は「貝は大きく身が引き締まり、油の臭いもない。いいスタートを切った」と手応えを語った。

 三沢漁港では4・8トンが販売され、入札の結果、10キロ当たりの高値はLサイズが6330円と前年初日(12月1日)比で約3割高。八戸港ではMサイズを中心に約2トンが上場され、高値は4650円と前年初日よりわずかに高かった。

 高値取引となった背景について、三沢市漁協の山本優参事は「水揚げが解禁から2日遅れ、需要が集中したかも」と推察。新型コロナで低迷した外食需要の回復の可能性も挙げ「今後の動向を注視したい」と続けた。熊野稔組合長は「(主力魚種の)イカやサケが振るわない中、ホッキガイに対する期待は大きい」と前を向いた。

 漁期は3月末まで。

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