Free震災10年の課題や教訓集約 NPO法人が記録誌/岩手

岩手地域総合研究所が作成した記録誌をPRする井上博夫理事長
岩手地域総合研究所が作成した記録誌をPRする井上博夫理事長

NPO法人岩手地域総合研究所(井上博夫理事長)は、記録誌「東日本大震災・津波から10年~私たちの取り組み~」を作成した。久慈、洋野、野田の3市町村を含む沿岸市町村長のインタビューなどを通じ、震災10年を振り返りながら課題、教訓を整理した。

 研究所は2011年3月の震災発生後から、状況把握に向けた調査や情報収集、通信発行などの活動を進めてきた。

 記録誌は219ページ。4章構成で、震災後の研究所の取り組みや支援活動、沿岸市町村長のインタビューなどをまとめた。このほど、岩手県庁で会見した井上理事長は「震災10年を節目に活動を振り返り、記録として後世に残しておきたい」と思いを語った。

 計600部作成し、全国各都道府県の防災担当者などに届ける予定。希望者には、普及価格として1部千円(送料は研究所負担)で配布する。問い合わせは、岩手地域総合研究所=電話019(624)6715=へ。

………………………………………

※地域のニュースはデーリー東北で。まずはアプリをダウンロードしてお試しください。無料コンテンツもたくさんあります。
https://www.daily-tohoku.news/user-guide-app

 
お気に入り登録