Free31年の歩みに思いはせ 十和田工高電子機械科が閉科式

閉科式に続き、課題研究の発表を行う電子機械科3年生
閉科式に続き、課題研究の発表を行う電子機械科3年生

青森県立十和田工業高(佐藤努校長)は10月30日、本年度で31年の歴史に幕を下ろす電子機械科の閉科式を同校体育館で開いた。同校3年生や関係者ら約240人が出席し、技術者など社会で活躍する人材を育んできた同科の歩みに思いをはせた。

 同科は1991年に開設され、これまでに1024人を輩出。卒業生はコンピューター制御技術などを身に付け、企業などで活躍しているという。県立高校再編計画に基づき2020年度に募集を停止した。

 式典では、佐藤校長が「電子機械科が築いた教育財産は他学科が引き継ぐ。地域に根差した学校づくりに取り組むとともに、ものづくりに興味、関心を持った技術者を輩出し続けていく」とあいさつ。

 同科3年を代表して米田征矢(ゆきや)さん(17)が「電子機械科の卒業生となることを誇りに思う。ここで学んだことを大切にし、力を発揮して社会に貢献する」と決意を述べた。

 式に続き、同科最後の課題研究発表会を開催。色を認識して自動飛行するドローンの実演や、出場したロボット競技大会の様子など紹介し、取り組みの成果を伝えた。

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