Free【衆院選】投票率52・93% 前回下回る/青森県内

青森県選管によると、県全体の衆院小選挙区の投票率は52・93%で、2017年の前回を1・24ポイント下回った。県内40市町村のうち31市町村で前回以下となった。

 新型コロナウイルスの拡大後、初の衆院選となった今回、地域経済の再生や農林水産業の振興などを争点に各候補が論戦を展開。県内では、選挙区が4から3に減って以来2度目の選挙となったが、依然として新しい選挙区に抵抗感を抱く有権者も多く、投票率の低下を危ぶむ声もあった。

 選挙区別では、青森2区が53・56%(0・96ポイント増)。八戸は市長選と同じ日程となったこともあり、55・83%と前回から4・57ポイント上昇した。一方、地元出身の前職が1区から出馬した十和田は48・69%(2・79ポイント減)と低調だった。

 1区は51・84%(2・21ポイント減)で、県都の青森は50・08%(2・93ポイント減)。3区は53・29%(2・73ポイント減)で、弘前は52・46%(1・53ポイント減)だった。市町村別トップは西目屋の66・11%で、最下位は東北の47・27%。

 近年の投票率の推移を見ると、09年衆院選は、1996年の小選挙区制度導入以来最高の68・52%を記録。その後は下降し、13年は戦後最低の46・83%で全国ワーストとなったが、前回は54・17%と増加に転じていた。

 岩手2区の投票率は60・28%(0・67ポイント増)で、久慈57・73%(1・92ポイント減)、二戸55・10%(1・17ポイント減)だった。

 
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