Free求人倍率2・83倍、過去最高 青森県内、来春高卒者

青森労働局は28日、来年3月に青森県内の高校を卒業する生徒の求職状況(9月末現在)をまとめた。少子化による生徒数の減少に加え、新型コロナウイルスの影響で進学希望者が増えたため、就職希望者は過去最少の2153人(前年同月比677人減)。県内求人数は3887人(123人増)で、県内求人倍率は2・83倍(0・76ポイント増)と過去最高だった。

 高校生の採用活動を巡っては、昨年度は新型コロナの影響で、例年より1カ月遅い10月16日に開始したが、今回は例年と同じ9月16日に始まった。

 就職内定者は全体で1181人で、県内は666人。就職内定率は全体が54・9%、県内は48・5%だった。主要産業の求人状況は製造業751人(68人増)、建設業930人(66人増)、医療・福祉673人(51人増)で増えた一方、卸売・小売業は616人(50人減)と落ち込んだ。

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