Free一戸で御所野縄文ウイークス 来月7日まで多彩な催し

御所野愛護少年団の子どもたち(右)のガイドを受け、御所野遺跡を見学する参加者
御所野愛護少年団の子どもたち(右)のガイドを受け、御所野遺跡を見学する参加者

一戸町で16日から、御所野遺跡の世界文化遺産登録を記念した企画「御所野縄文ウイークス」が開催されている。町と岩手県県北広域振興局が主催し、11月7日までの期間中、多彩な催しを展開する。

 16日は町内で「ハッピーウオーク」を実施。町民ら約40人がIGRいわて銀河鉄道一戸駅を出発し、約6キロのコースを歩いた。

 御所野縄文公園では、町立一戸南小の「御所野愛護少年団」の児童約30人がガイド役を務め、竪穴建物跡や配石遺構などの見どころを分かりやすく説明。参加者と交流を深めながら、遺跡の魅力を伝えた。

 参加した同町の主婦畑中美枝子さん(68)は「子どもの解説がとても詳しく、熱心に勉強していると思った。地元でも御所野遺跡への関心がもっと高まれば良いと思う」と話した。

 同校5年の沢口日葵(ひまり)さんは「町民向けのガイドは初めてで緊張したけど、話をよく聞いてもらえたのでうれしかった」と笑顔を浮かべた。

 また、翌17日夜は登録記念の花火大会を開催。町中心部で、二戸市地域おこし協力隊の猿楽(本名・島田勝典)さんによるピアノ演奏とカウントダウンを行った後、町総合運動公園から約500発を打ち上げ、祝賀ムードを演出した。

 主なイベントは次の通り。問い合わせは御所野縄文博物館=電話0195(32)2652=へ。

 ▼縄文リレーマラソン(31日午前10時)
 ▼ワークショップ「浄法寺漆×御所野縄文」(11月6、7日午前10時~午後4時)
 ▼郷土芸能演舞(6日午前11時~午後0時半)

 
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