Freeウミネコとえんぶり躍動 工場シャッターにペイント

赤色を基調に描かれたウミネコのイラスト(上)青色を基調に描かれたえんぶりのイラスト(下)
赤色を基調に描かれたウミネコのイラスト(上)青色を基調に描かれたえんぶりのイラスト(下)

絵描きとして活動している八戸市のSUBLOW(サブロウ)さん(38)が、同市の北日本機械金属(小野寺泰博代表取締役)北インター工場のシャッター2枚に、同市を題材にした絵をペイントした。描いたのは「ウミネコ」と「えんぶり」で、工場地帯の中に現れた躍動感あふれる作品が、通りかかる人々の目を引いている。

 工場の外壁塗り替え作業を行う際、同社が新型コロナウイルス禍の中、少しでも市民の気分が明るくなってほしい―とSUBLOWさんにペイントを依頼。他県からの見学者や工業高校からの実習受け入れが多いため、同市をPRする思いも込めて題材を選んだ。

 制作には壁画用塗料やスプレーなどを使用し、社員も手伝いながら9月に約半月かけて制作した。それぞれのシャッターを赤色と青色で統一し、遠くから見た時もインパクトのある作品になっている。

 赤色を基調とした右側のシャッターには、りりしい表情で羽ばたくウミネコ、青色を基調とした左側のシャッターには、えんぶりを舞い春の訪れを告げる人の姿をデザインした。どちらの作品にも、SUBLOWさんが好きなモチーフだという丸形を用いており、「自分らしい作品ができた」と語った。

 スタイリッシュなイラストは社員にも好評で、同社の矢立広美さん(46)は「SUBLOWさんの、図面なしで制作する姿に刺激を受け、楽しい時間を過ごすことができた。今後は夜間のライトアップもしたいと思っている。多くの人に見てほしい」と話した。

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