１９日公示、３１日投開票の衆院選で、青森県選管は１５日、県内４０市町村に設置される期日前投票所１０３カ所を発表した。１８歳選挙権が導入されてから２度目の衆院選で、十和田、むつ、黒石の３市は市内の県立高校に投票所を設置。県選管によると、国政選挙で県内の高校に投票所が設けられるのは今回が初めて。

　期日前投票は原則として公示翌日の２０日から投開票前日の３０日までの午前８時半～午後８時だが、期間や時間が異なる投票所もある。

　高校に投票所が設置されるのは▽十和田市の三本木農業、十和田西、十和田工業、三本木▽むつ市の田名部、むつ工業、大湊▽黒石市の黒石、黒石商業―の計９校で、在校生と教職員のみ投票できる。

　県選管の奈良岡毅副参事は「若年層の投票率の低さが全国的な問題となる中、（高校への設置は）若い人に投票してほしいという３市の思いの表れだろう」と話した。

　八戸市は市庁、市南郷事務所、ラピア、八戸ニュータウンショッピングセンター内「ローズガーデン」の計４カ所に設置する。

　新型コロナウイルスの影響で、弘前大などの一部大学への設置が見送られた。

　県内の期日前投票所は２０１７年の衆院選が１０１カ所、１９年の参院選が１０６カ所だった。

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