Free奥入瀬渓流で毒キノコ「ドクササコ」 青森県内で初確認

奥入瀬渓流で見つかったドクササコ=9月下旬、十和田市(久末正明さん提供)
奥入瀬渓流で見つかったドクササコ=9月下旬、十和田市(久末正明さん提供)

十和田市の奥入瀬渓流で、毒キノコの「ドクササコ」が青森県内で初めて見つかったことが13日、分かった。専門家によると、誤食すれば手足の先端部が腫れ、激痛が1カ月以上も続く中毒症状が表れるという。食べられる「カヤタケ」に見た目が似ており、関係者は誤食しないよう警鐘を鳴らす。

 ドクササコを見つけたのは焼山地区の久末正明さん。9月27日、自宅近くの国道102号沿いの山林で発生を確認した。傘はじょうご形で、直径5~10センチ。青森県きのこ会の工藤伸一会長=青森市=が調査し、ドクササコと特定した。

 毒キノコに詳しい横山和正・滋賀大名誉教授によると、中毒の報告例は多くないが、新潟や長野、山形などで確認されている。特異な中毒を発症し、食べてから5~7日間の潜伏期間があるのも特徴。激痛を伴い、体力がない人は死に至る可能性があるという。

 同会の江口一雄・指導鑑定員=八戸市=は「焼いたような痛みがある。知らないで食べれば非常に危険だ」と強調。工藤会長は県内でも生息が確認されたことを広く周知し、注意喚起していく必要性を指摘する。

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