Free【北奥羽の神社】田名部神社(むつ)/横丁もにぎわう

北奥羽の神社
北奥羽の神社

下北半島の総鎮守。1616年の火災で社殿の記録などが焼失したため創立年代は不明だが、1341年の鰐口(仏具の一種)が残ることから、670年以上前には地域の信仰を集めていたとされる。

 かつては柳町(現在の市立第一田名部小付近)に鎮座していたが、同火災を機に現在地に動座した。拝殿は神社では珍しい鉄筋コンクリート造り。歴史的に何度も火災に見舞われてきたためで、1974年に建てられた。

 例大祭は「田名部まつり」として8月18~20日に行われ、京都・祗園祭の流れをくむ5台の山車が周辺を練り歩く。格式が高く、藩政時代は祭典の開始と終了が早馬で盛岡の本藩に報告されたほどだった。

 拝殿の北、西側の「神社横丁」は戦後、行政からの要請で敷地内に受け入れた闇市の名残。現在も飲食店33店舗が営業し、夜にはほろ酔い客でにぎわう。

【御利益】五穀豊穣、商売繁盛、武運長久、金運招福など全般
【御朱印】あり
【駐車場】あり
【住所】むつ市田名部町1の1

 ※ネット連載

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