Free震度5弱の八戸、災害時対応を初適用 小中臨時休校も混乱なし

6日未明に青森県内を襲った地震で、震度5弱を観測した八戸市では、東日本大震災後に策定した災害時対応を初適用し、公立小中学校66校を臨時休校とした。地震発生から登校時間までわずか4時間余り。市教委が、明け方に休校を知らせるメールを一斉に送り、周知を図った。保護者は「寝ている時間だったが、早く連絡が来て良かった」と胸をなで下ろした一方、「気付かなかった」と情報周知の在り方への不安も聞かれた。

 市教委は東日本大震災の教訓を元に2011年8月、災害時対応の統一基準を策定。深夜や早朝など自宅にいる時間に震度5以上の地震が発生すれば、校舎などの安全確認のため原則休校と定めていた。

 今回の地震は初めて基準に該当。市教委は地震発生から約1時間後の午前4時前に休校に関する一斉メールを配信した。担当者は「大きな混乱はなかった」と安堵(あんど)。安全点検で被害も確認されていないとした。

 各学校でも個別に対応した。メールを受け取ることができない保護者に電話で休みを伝え、急な休校で子どもの面倒を見られない場合は出校させるなどの措置を取った。

 小4と中1の子どもを持つ女性公務員(35)は「深夜の地震で不安だったが、早い連絡が来たことはありがたい」と話した。

 一方、休校を知らずにランドセルを背負って歩く児童の姿を見た人も。小3と小1の子どもを子育て中の女性会社員(42)は「朝の支度で忙しく、家を出る直前までメールに気が付かなかった。夫が休みを取れたから良かったが、職場をいきなり休むことは難しい」と困惑気味に話した。

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