激動の東アジア生き生きと 「胡砂吹く風」130年

 半井桃水館で「胡砂吹く風」の現代語版を手にする鍵本妙子さん。奥左は半井桃水の写真=7月、長崎県対馬市
 半井桃水館で「胡砂吹く風」の現代語版を手にする鍵本妙子さん。奥左は半井桃水の写真=7月、長崎県対馬市
明治維新後の日本と李朝末期の朝鮮半島を題材に、両国の間に生まれた一人の青年が激動の朝鮮政界で大活躍する新聞小説が、19世紀末の日本で人気を博した。国境の島、長崎・対馬出身の作家、半井桃水(1861~1926年)の「胡砂吹く風」。隣国の政治停.....
お気に入り登録