Free空自基地からご当地グルメ 三沢空上げ、10月1日発売 特産ゴボウなど使用

三沢基地空自空上げをPRする(左から)プライフーズの藤井伸一社長、空自三沢基地の久保田隆裕司令、PRキャラクター「からっと隊長」、小桧山吉紀市長、市観光協会の鈴木竜也副会長=28日、三沢市
三沢基地空自空上げをPRする(左から)プライフーズの藤井伸一社長、空自三沢基地の久保田隆裕司令、PRキャラクター「からっと隊長」、小桧山吉紀市長、市観光協会の鈴木竜也副会長=28日、三沢市

三沢市は10月1日、航空自衛隊三沢基地の隊員食堂で提供される唐揚げ「三沢基地空自(くうじ)空上(からあ)げ」について、新たなご当地グルメとして市内外の飲食店、スーパー計29店舗で提供を開始する。唐揚げを監修した同基地の久保田隆裕司令は「ゴボウのサクサクした食感としっとりした鶏肉が良く合う。地域の皆さんに愛されるメニューになることを願う」と期待を込めた。

 三沢基地空自空上げは、ニンニクなどで味付けした鶏肉にささがきしたゴボウをまぶして揚げる、地域の特産品を活用した唐揚げ。

 市は空自空上げをご当地グルメ化し、地域活性化、農産物の地産地消を図るプロジェクトを立ち上げ、7月末に体験喫食会を開くなど準備を進めてきた。

 提供する唐揚げは▽市周辺地域産の鶏肉や市内産のゴボウ、ニンニクを使い、隊員食堂のレシピに沿って調理する「オリジナル」▽調理の過程や添え物に市産の食材を活用する「アレンジ」―の2種類を設定。28日現在で、10店舗がオリジナルのみ、13店舗がアレンジのみをそれぞれ販売する。両方を販売するのは6店舗。販売価格は各店舗で異なる。

 鶏肉は抗生物質、合成抗菌剤不使用で育てた鶏「健然(けんぜん)どり」を使用。プライフーズ(八戸市)の協力で、メーカー直送で仕入れる。

 28日は関係者が三沢市役所で発売予告会見を開いた。小桧山吉紀市長は「市内飲食店にかつてのにぎわいを取り戻すため、新たなご当地グルメを強く押し進めたい。ぜひ店に足を運び、おいしい唐揚げを味わってほしい」とPRした。

 
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