Free実りの秋、稲刈り本格化/青森県南地方

出来秋を迎えた青森県南地方。黄金色に染まる田んぼでは、生産者が稲刈りに汗を流す=22日、五戸町
出来秋を迎えた青森県南地方。黄金色に染まる田んぼでは、生産者が稲刈りに汗を流す=22日、五戸町

23日は「秋分の日」。実りの秋を迎え、青森県南地方では稲刈りが盛んに行われている。22日は朝から強い日差しが照りつけ、八戸で30・9度となるなど夏に戻ったような暑さとなったが、各地では生産者がコンバインのエンジン音を響かせ、こうべを垂れる稲穂を次々と刈り取った。

 青森地方気象台によると、県内は前線の影響で午後から天気が崩れたものの、午前は気温が上昇。三戸29・8度、三沢28・9度、十和田28・4度を観測した。

 八戸市の鈴木ファーム(鈴木朋弥代表)は、同市と五戸町の計80ヘクタールで「まっしぐら」を中心に栽培。この日は同町の水田で、昨年から導入した衛星利用測位システム(GPS)による自動操縦技術を搭載したコンバインで稲を刈った。

 春先からの高温で生育は早く進んでいたが、8月の低温によって稲刈りは平年並みの時期となった。鈴木代表は「天候が不安だったが、今年も作柄は良い。多くの人に自慢のコメを食べてもらいたい」と話した。

 
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