Free八戸ウインドアンサンブル、初の全国へ 吹奏楽コン東北大会で金賞

初の全国大会出場を決めた八戸ウインドアンサンブル。写真は7月に開かれた青森県大会での演奏(八戸ウインドアンサンブル提供)
初の全国大会出場を決めた八戸ウインドアンサンブル。写真は7月に開かれた青森県大会での演奏(八戸ウインドアンサンブル提供)

八戸市の社会人吹奏楽団「八戸ウインドアンサンブル」が、全日本吹奏楽コンクール第64回東北大会(東北吹奏楽連盟など主催)の職場・一般の部で金賞を受賞し、青森県内の一般団体として初の全国大会出場を決めた。15日、同楽団の須藤博紀団長らが市庁を訪れ、小林眞市長に報告。須藤団長は「結成から40年以上。ようやくここまで来ることができた」と喜びを語った。

 同楽団は、7月に行われた八戸地区大会と県大会でいずれも金賞を受賞し、東北大会の出場権を得た。

 東北大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、職場・一般の部のみ録画審査になり、9月5日に行われた。県大会での演奏が対象となり、課題曲「吹奏楽のための『エール・マーチ』」(宮下秀樹作曲)、自由曲「カレイドスコープ ―ブルックの歌による五つの変奏曲」(フィリップ・スパーク作曲)を披露した。同楽団にとって初めて経験する録画審査に、須藤団長は「生演奏でなく不安だったが、大会を重ねてまとまりが出てきた」と手応えを感じていたという。

 審査結果は、東北吹奏楽連盟から須藤団長の元にメールで届いた。思いがけぬ吉報に、須藤団長は「とにかく、驚きの一言」と振り返る。同楽団は2006年の東北大会でも金賞を受賞していたが、全国大会には届かなかった。15年越しの悲願に「(県外の)壁は厚かった」と感慨深げだ。

 市長報告では、同楽団の常任指揮者で、数々の中学校吹奏楽部を全国大会に導いた佐藤憲一さんも出席。直近の新型コロナ感染拡大で、東北大会辞退を余儀なくされた市内の小中高校を気遣いつつ「八戸に希望の光を当てる結果になった」と話した。小林市長は「皆さんの熱意が結果につながったと思う。全国でもいい結果を出してほしい」とエールを送った。

 全国大会は10月31日に香川県高松市で開かれるが、コロナ禍で思うように練習ができない日々が続く。須藤団長は「厳しい状況だが、できる限りのことをしたい。全国に『八戸にこんなすてきな楽団があるんだよ』と知ってもらえる演奏ができれば」と、大舞台を見据えていた。

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