Free小赤川橋2日から一般開放 全線復旧にめど

青森県は1日、温帯低気圧による大雨で被害を受けた国道279号の交通規制を一部解除し、2日午前6時から一般車両に開放すると発表した。開放するのは崩落したむつ市大畑町の小赤川橋の仮橋から風間浦下風呂地区まで約5キロ。残る同村桑畑地区までの区間約3・5キロも今月中旬に解除となる見込みで、発生から3週間を経て全線復旧のめどが立った。

 一般開放となる区間では、崩落した橋の上流に堆積していた大量の流木や土砂の撤去が進んだ。これまでは一部時間帯を除き緊急車両のみの通行だった。

 仮橋は当面、片側交互通行で運用する。県は今後、迂回路となる仮橋をもう1基設置し、現在の仮橋を撤去した上で本橋を復旧する考えで、2日から現地調査と測量に着手する。

 規制が続く同村の下風呂地区から桑畑地区までの区間は、今月13~16日の一般開放に向けて復旧工事を進める。一般車両は午前6~9時、午後5~7時に通行可能で、日中は緊急車両のみの通行となる。

 県災害対策本部によると、大雨による1日時点の被害額は36億266万円となった。このうち七戸町や東北町で大規模冠水した水稲の被害額は1億2871万円に上る。

 
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