Free道仏小児童、巨木めぐりに参加 階上、巨木の郷に誇り 

「銀杏木窪の大銀杏」に見入る児童
「銀杏木窪の大銀杏」に見入る児童

階上町立道仏小(藤田裕司校長)の4年生12人は27日、町内の巨木や古木を見学する「巨木めぐり」に参加した。町のボランティアガイド団体「階上売り込み隊」の伊藤武男会長が7カ所を案内し、児童は国内有数の巨木のまちへの誇りを抱いた。

 町内の小学校で、緑の少年団が結成されていることから、各校で自然体験ツアーや学習会などを実施している。町内には、樹齢が100年以上の古木や、幹周り(地上1・3メートルの高さ)が3メートルを超える巨樹が20本以上、存在している。生活圏で気軽に大きな木々を観察できる環境は、全国でも珍しいという。

 児童らはバスで、青森県指定天然記念物の「銀杏木窪(いちょうのきくぼ)の大銀杏(おおいちょう)」を見学。秋は地面が落ち葉で黄色のじゅうたんのようになると聞き、児童は「すごい」と声を上げた。そのほか、同校近くの「館神社のモミ」なども観察した。

 伊藤会長は「階上は『巨木の郷(さと)』日本一。自分たちの町に自信を持って」と語り掛けた。

 大野叶翔(かなと)君(9)は「幹からたくさん枝が出ている木が面白かった」、寅谷琥太郎君(9)は「甘い匂いのする葉っぱがあった。気になるから、また見に行きたい」と話した。

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