Free【北奥羽の地名】九艘泊(くそうどまり)/嵐避けた船数?

北奥羽の地名
北奥羽の地名

下北半島の最西端にある集落。1970年に国の天然記念物に指定された下北半島に生息するニホンザル、いわゆる「北限のサル」が、初めて確認された場所だ。

 むつ市や旧脇野沢村史などによると、地名の由来に確定的なものはない。だが、「九艘泊」に関しては、名付けられた由縁とみられる、さまざまな言い伝えが残っている。その一つが、かつて武士が乗った9艘の船が、嵐を避けるために避難した―というものだ。

 船の一つは、平安時代末期の武将・源義経の船だったという伝説もある。さらに、集落の“入り口”にある「琵琶石」と呼ばれる岩には「弁天様が座り琵琶を弾いた」や、「義経が琵琶を弾いて天候の回復を祈った」などの言い伝えも。

 地名は、こうした複数の伝説から名付けられたとみられている。15世紀中ごろに諸国回船の出入り港として認められ、港町としても開けた九艘泊地区は、現在、前沖で捕れるタラ漁が盛ん。イワシの焼き干しも特産品の一つとなっている。
 ※ネット連載

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