Free【AOMORIスーパーカップ】(1)守りから攻撃のリズム/ヴァンラーレ八戸

ヴァンラ-レ八戸
ヴァンラ-レ八戸

青森県内に拠点を置くヴァンラ-レ八戸、ラインメール青森、ブランデュー弘前のサッカー3チームが戦う1日限りの祭典「AOMORIスーパーカップ」。14日の開催を前に、各チームの戦力を3日に分けて紹介する。初日はヴァンラ-レ八戸。

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 チームをJ3昇格に導いた葛野昌宏監督が2018年以来3季ぶりに指揮を執り、昨季の課題だった守備面の改善に力を入れる。個人ではなく組織で守ることを身上とし、今季14試合で失点14、15チーム中4位と一定の成果を出している。攻撃では高い位置からのプレスでリズムをつくり、サイドからのロングボールで一気にゴールに迫る。中盤ではMF前澤甲気らがチャンスメーク。セットプレーからの攻撃も大きな得点源となっている。

 守備面の改善が顕著な一方、攻撃では思うように決定機をつくれていない現状がある。1試合平均のシュートは約4本でリーグ最下位。ボールを奪ってからの動きが新たな課題となっている。

 -監督コメント-
 葛野昌宏監督
 「ラインメールは選手の質が高く、多彩な攻撃パターンを持っており、J3のチームと遜色ない。ブランデューも、大事にボールをつないで、鋭いパスで守備を崩す攻撃的なチーム。カテゴリー上では上にいるが、油断はできない。リーグ前半戦では、ボールを奪った後の攻め方など課題が出た。課題を修正し、リーグ後半戦につながるような戦いをしたい。チームとしてやるべきことをやって、結果だけでなく、内容でも勝つサッカーをする」

 -注目選手-
 FW島田拓海
 JFLの奈良クラブから今季加入した得点感覚に優れたストライカー。ここまでリーグ戦14試合に出場し、チームトップの4得点をマーク。今年の天皇杯全日本選手権2回戦のJ1横浜FC戦でも先制ゴールで勝利を呼び込んだ。体を張ったプレーが持ち味。ハードワークをいとわず、ゴール前では体ごと飛び込むようなシュートでチームの士気を上げる。天皇杯3試合を含む今季の公式戦全てに出場しており、チームに欠かせない存在だ。

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 スーパーカップは八戸市のプライフーズスタジアムで午後0時45分に開会式を行う。RINGO MUSUMEのパフォーマンスも。チケットはメーンスタンドが完売。芝生エリアは前売り券を販売中で、当日券もある。

 詳しくは特設サイトへ 「AOMORIスーパーカップ」特設サイト

 
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