Freeジャンボカルタで二戸地域の魅力発見 児童が早取り楽しむ

大型の布製かるたの早取りを競った子どもたち
大型の布製かるたの早取りを競った子どもたち

二戸地域4市町村の若者でつくるカシオペア青年会議所(小保内孝理事長)は7月31日、二戸市の九戸城跡で「カシオペアジャンボカルタ大会」を開いた。4市町村の小学生43人が参加し、地域資源を題材にした大型のかるたの早取り競争を楽しみながら、地元の魅力的な宝について理解を深めた。

 同会議所は2019年、創立50周年事業の一環でご当地かるたを作製。自然や文化、食などの特徴的な資源を、読み札と絵札に詰め込んだ。今年は二戸地域の「カシオペア連邦」建国宣言から30周年に当たることを記念し、将来を担う子どもたちが地域を知るきっかけにしようと、大会を企画した。

 会場では、高さ約1・5メートルの布製の絵札を空中にずらりとつるした。スタッフが「連れてって自然のイルミネーションヒメボタル」「あじさいが御山(おやま)を彩る天台寺」などと札を読み上げると、子どもたちは絵札に向かって懸命に走り、飛び跳ねながらキャッチしていた。

 市立石切所小3年の新井葵衣(きい)さんは「ジャンプしてかるたを取るのが楽しかった。次回の大会もあれば参加したい」と笑顔を見せた。小保内理事長は「コロナ禍で地域のイベントが少なくなっている中、大会が子どもにとって夏休みの思い出になればうれしい」と話した。

 
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