Free浮いているのは、まさかのスイカ? 南部町の大向さん栽培

大向光嘉さんの畑ではトンネル状に組んだ支柱から小玉スイカをつるす、珍しい栽培方法に取り組む=30日、南部町鳥舌内
大向光嘉さんの畑ではトンネル状に組んだ支柱から小玉スイカをつるす、珍しい栽培方法に取り組む=30日、南部町鳥舌内

南部町鳥舌内の農業大向光嘉さん(74)方では、トンネル状に組んだ支柱から小玉スイカをつるす、珍しい栽培を行っている。

 独自に考案した生産方法で、今年で4年目を迎える。スイカはぶら下げることで太陽の光が当たりやすくなり、全体の色付きや味わいが向上。実が地面に接しないため、形もきれいになるという。

 今年はスイカ用の畑を7アールに拡張。5月に「ピノガール」「姫甘泉」などの品種を植え付けた。31日から収穫を始める予定で、9月中旬ごろまでに約1500個の収量を見込む。

 収穫を翌日に控えた30日に畑を訪れた大向さんは「驚く人も多いが、この方法がスイカには適しているのかも」と今シーズンの出来に満足した様子。

「水やりや収穫もしやすくなり、作業の省力化にもつながっている。今後も品質の向上に努めていきたい」と力を込めた。スイカは町内の産直施設などで販売するという。

 
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