Freeカブトムシに児童大喜び 六戸高企画の観察会

高校生からカブトムシをもらう子ども
高校生からカブトムシをもらう子ども

青森県立六戸高(鈴木崇校長)は22日、六戸町の舘野公園でカブトムシ観察会を初めて開いた。町内の小学生約20人が高校生からカブトムシをもらい、大喜びした。

 同校は公園とさつき沼のビオトープ化を進め、環境保全と生物の調査に取り組んでいる。昨年夏はカブトムシの産卵場所として、わらや落ち葉、ウッドチップなどを敷き詰めた“ベッド”を園内に設置した。観察会は、公園の豊かな自然に興味を持ってもらおうと企画した。

 同日早朝、虫取り網や虫かごを用意した児童と保護者は、高校生らの案内を受けてカブトムシの産卵場所や、餌を仕掛けた樹木を巡った。

 高校生がスコップで産卵場所を掘り起こし、カブトムシを見つけると、児童は「たくさんいてすごい」と大はしゃぎ。六戸小2年の松村栞那(かんな)さん(8)は「初めて触ったが、つるつるしていた。もらった虫は大事に育てたい」と目を輝かせた。

 六戸高3年の田中永遠(とわ)さん(18)は「思った以上に子どもたちが集まり、楽しんでくれた。(観察会は)2年生が引き継ぎ、来年もやってほしい」と話した。

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