Free【週間ダイジェスト】7月18日~24日

▽多重債務相談286件
 2020年度に青森県内の行政機関に寄せられた多重債務の相談件数は前年度比で41件減の286件で、県の対策協議会が設置された07年度以降で最少だったことが18日までに、県のまとめで分かった。国や県の支援策で、新型コロナウイルスによる減収の影響が表面化しなかったとみられるが、予断を許さない状況が続く。

 ▽赤沼で樹木無断伐採
 十和田八幡平国立公園の南八甲田エリアにある赤沼で、ブナなど十数本が無断で伐採されていたことが19日、分かった。一帯は景観を守る必要がある国立公園の第1種特別地域で、無許可での樹木の伐採が規制されている。

 ▽「おんこちゃん」アイス開発
 青森シャモロックの生産や販売、食品加工などを手掛ける五戸町のグローバルフィールドと、同町の「佐々木ファーム企画」が、町のPRキャラクター「五戸のおんこちゃん」をパッケージにデザインしたアイスクリームを開発した。オンラインショップなどで販売している。

 ▽中間貯蔵施設、事業開始2年延期
 むつ市のリサイクル燃料貯蔵(RFS)は21日、使用済み核燃料中間貯蔵施設の事業開始時期について、現在、原子力規制委員会が審査中の安全対策工事に向けた設計認可(設工認)に時間を要していることなどから、2021年度から2年延期し、暫定的に23年度とすることを明らかにした。

 ▽映画「犬部!」公開
 十和田市に実在した動物愛護サークルをモデルにした映画「犬部!」が22日、全国で公開された。青森県内では、八戸市やおいらせ町など6劇場で公開。待ちわびたファンが劇場を訪れ、地元を舞台にした命の物語に心を動かされていた。

 ▽青森県勢、古川先陣
 23日に開幕した東京五輪で、青森県勢では、アーチェリー男子ランキングラウンドに古川高晴(36)=青森東高出、近大職=が先陣を切って登場した。古川は64人中46位と結果は振るわなかったが、26日の団体戦に向け「時間があるので調整したい」と冷静に結果を受け止めていた。

 ▽八戸港のマイワシ、良型で高値
 八戸港で24日、大中型巻き網船団によるマイワシ165トンが水揚げされ、入札の結果、中羽では10キロ当たりの最高値が今季初となる800円を付けた。今月上旬の初水揚げから小ぶりが続いていただけに、市場関係者は「今後も中羽が増えてくれれば」と期待を寄せた。

 
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