Free分かりやすく伝える新聞の工夫は? NIEで本紙、赤保内小で出前授業

本紙を参考に見出しを考える児童
本紙を参考に見出しを考える児童

階上町立赤保内小(小坂尚校長)は7日、4年生30人を対象に新聞を活用した国語の授業を行った。児童は社会科見学の内容を伝える新聞作りに向け、見出しの付け方や重要な事柄から記事に盛り込むといったポイントを学んだ。

 教育に新聞を活用するNIE事業の一環で、デーリー東北新聞社が協力。同社編集局整理部の木下陽介次長が講師を務めた。児童は前日までに社会科見学で八戸市内の下水処理場などを訪問しており、今後、学習内容をまとめる。

 児童は本紙の記事に見出しを付けることに挑戦。木下次長の「何の記事か伝わるようにキーワードを入れよう」といった助言や紙面を参考に、効果的な表現を考えて積極的に発表した。

 その後、実際の紙面や試し刷り原稿と比較し、対象となる読者を考えた文言の工夫や、忙しい朝でも早く理解するために大事な内容から記事を書くことについても理解を深めた。

 泉山唯翔君(9)は「見出しの付け方など、分かりやすく伝えるポイントが分かった。自分で新聞をまとめるときにも上手にできそう」と笑顔を見せた。

 
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