Free【週間ダイジェスト】7月4日~10日

▽アカイカ漁伸び悩む
 北太平洋公海上でのアカイカ春夏漁(5~9月)1航海目について、八戸港への水揚げ量が好調だった昨年を下回る見通しであることが4日、関係者への取材で分かった。しけや日本船に対する外国船の妨害などで漁が伸び悩んでいるため。

 ▽高齢化率、過去最高の33・42%
 青森県の2020年度の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は33・42%(前年度比0・66ポイント増)で、過去最高を更新したことが5日、県国民健康保険団体連合会のまとめで分かった。

 ▽ワクチン供給量、希望の2割未満
 青森県は6日、新型コロナウイルスのワクチンについて、国による19日と26日の週の供給量が、県内市町村の希望する448箱(1箱1170回分)の2割に満たない、88箱にとどまると明らかにした。単純計算で約42万回分少なくなる。

 ▽大湊、むつ工を統合
 青森県教委は7日、県立高校再編第2期実施計画案(2023~27年度)を公表した。県南地方では、下北地区の大湊とむつ工業を統合して27年度に新設校を開校する。通学環境に配慮して存続させる「地域校」には三戸、六ケ所、大間、鯵ケ沢を指定した。

 ▽不発弾を水中爆破
 三沢沖の太平洋で4月に発見され、八戸市の鮫角灯台から北西約3キロの八戸港の第1中央防波堤付近に保管されていた不発弾について、八戸海上保安部などは7日、水中爆破処理を実施した。海上自衛隊大湊警備隊水中処分隊が作業に当たり、爆破直後には高さ約50メートルの水柱が上がった。

 ▽神事配信やパネル討論開催へ
 新型コロナウイルスの影響で、神社行列や山車運行の中止が決まっている今夏の八戸三社大祭で、運営委員会は8日、8月1日から2日にかけて龗おがみ、長者山新羅、神明宮の3神社が執り行う神事の併催企画として、神事の様子を市中心街のマチニワで上映するほか、祭りをテーマにしたパネルディスカッションを開催することを明らかにした。

 ▽久慈で国内初の化石
 久慈琥珀博物館などは9日、久慈市の同館周辺で今年3月までに見つかった化石について、国内の白亜紀後期(約9千万年前)の肉食恐竜「リカルドエステシア」や「パロニコドン」の歯と特定したと発表した。肉食恐竜の化石と分かったのは3種類5点で、いずれも白亜紀後期では国内初確認。このうち、リカルドエステシアはアジア全体でも初の発見となった。

 
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