Free五戸すずかけSCが県大会で優勝 「サッカーのまち」復活へ

若宮佳一町長(後列右から2人目)に「AOFA第53回青森県U―12サッカー大会」での優勝を報告した選手ら
若宮佳一町長(後列右から2人目)に「AOFA第53回青森県U―12サッカー大会」での優勝を報告した選手ら

小学生年代のサッカーチーム「五戸すずかけサッカークラブU―12」が、6月に七戸町で行われた「AOFA第53回青森県U―12サッカー大会」(県サッカー協会主催)で29年ぶり7回目の優勝を飾った。「サッカーのまち」復活を印象付ける大会結果に、選手や関係者が喜びに沸いている。

 同大会には、地区予選を勝ち抜いた32チームが出場した。すずかけは1回戦を6―0で大勝後、順調に勝ち上がり、優勝候補の青森FCとの準決勝ではチームの持ち味である守備力を発揮し、1―0で勝利。決勝は青森福田SSSに先制を許すも、諦めずに戦い抜き、2―1で鮮やかな逆転勝利を収めた。

 選手やチーム関係者は5日、五戸町役場を訪れ、若宮佳一町長に優勝を報告。選手が1人ずつ「東北大会も優勝したい」などと力強く今後の目標を発表したほか、鳥谷部光貴監督(26)が「五戸のサッカーの灯を消さないよう、今後も町に良い結果を届けられるように頑張りたい」と話した。

 若宮町長は「素晴らしい結果。保護者への感謝の気持ちを忘れずに今後も練習に励んで」とエールを送った。

 チームは、17、18日に岩手県八幡平市で開催される東北大会に出場する。

 取材に対し、木村魁心主将(南部町立福田小6年)は「厳しい練習をチーム一丸で乗り越えたことで優勝できた。今後はもっとチームを引っ張っていきたい」、三浦大和副主将(五戸町立五戸小6年)は「東北大会でも優勝できるように頑張りたい」とそれぞれ意気込みを語った。

 
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