Free【北奥羽の地名】二子石(八戸)砂浜に二つに割れた岩/どんな由来?

北奥羽の地名
北奥羽の地名

【二子石=ふたごいし】
 八戸市鮫町のJR鮫駅から青森県立八戸水産高に向かって約250メートル続く小字。二つの子の石と書いて「ふたごいし」と読む。県道1号に沿って釣り具店、郵便局、自転車屋などが点在し、交通量が多い。朝や夕方には電車を利用する高校生が行き交う。

 昭和の初めごろは、小規模の水産加工場や魚加工場、多くの商店などが並びにぎわいを見せていた。鮫村と一体になる以前は二子石村として独立し、現在よりも広範囲にわたっていた同地区。かつて線路から下には砂浜と海岸段丘が続いていた。

 「新編八戸市史地誌編」などによると、その砂浜には二つに割れた岩があったことが地名の由来といわれている。1924年に鮫駅が開業し、港内整備も進んだことなどからなくなったという。

 隣接する二見町には、二子石稲荷神社が鎮座。境内の北側からは「稲荷川」と呼ぶ湧き水が流れており、村が形成される前からあるといわれている。とめなどを作ってできた水飲み場と洗濯場は、現在でも地域の人々に愛用されている。

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