洋野町の特産品ホヤを全国へ届ける「天然ホヤゆうパック」の受け付けが始まった。商品を提供する同町の「カネセ関根商店」（関根篤志代表）の本社工場前でこのほど、出荷セレモニーが開かれ、関係者は「旬を迎える採れたての海の幸を味わって」と力を込めた。

　天然ホヤゆうパックは１９８７年に開始、東日本大震災などで中断もあったが、今年で３２回目となった。岩手、青森両県を中心に全国にリピーターがおり、昨年は約１７００個の申し込みがあった。夏に旬を迎える丸々した天然ホヤは全国でも貴重で、採ったその日のうちに発送する新鮮さも魅力だ。

　種市郵便局の佐々木昌史局長は「目標個数は２千個。採れたてのホヤを食卓に並べてほしい」とコメント。カネセ関根商店の関根博文専務は「夏のホヤは殻が小さくなりながら、身が大きく、うま味が強く甘くなっていく。旬の特産品を全国で味わって」とＰＲした。

　商品は１・５キロ（５～８個）３８２０円、３キロ（１０～１５個）５４５０円。いずれも送料、消費税込み。全国の郵便局窓口で受け付ける。問い合わせは種市郵便局＝電話０１９４（６５）２１２２＝へ。