Free五戸の工藤さん、剣道最高位の「範士」に

若宮佳一町長(右)に範士に選ばれたことを報告した工藤一夫さん
若宮佳一町長(右)に範士に選ばれたことを報告した工藤一夫さん

全日本剣道連盟主催の審査会で、五戸地方剣道協会長の工藤一夫さん(82)=五戸町=が剣道の最高位の称号「範士」に選ばれ、8日、報告のため若宮佳一町長を訪ねた。関係者によると、現在、青森県内で「範士八段」を取得しているのは工藤さんを含めて3人のみで、県南地方では唯一だという。工藤さんは「周囲の皆さんの協力のおかげ。今後も地域のために貢献していきたい」と思いを新たにしている。

 範士に選ばれるためには、剣道への深い見識や優れた人格などが求められ、八段の取得から8年以上が経過していることや、県連盟会長からの推薦などが必要となる。

 同町出身の工藤さんは小学4年で剣道を始め、大学生時代には全日本学生選手権や国体などで活躍。理容室を営む傍ら、剣道の稽古に励み、18年にわたる挑戦の末、71歳で八段に合格した。現在は同協会長として後進の育成にも力を注いでいる。

 8日には同協会の関係者や娘の佐々木由香子さん(54)らと共に町役場を訪ねた。若宮町長は「何十年もの間、青少年の健全育成にも貢献していただいた。これからも五戸町や県南地方の剣道を盛り上げてほしい」と祝福した。

 工藤さんは取材に「範士に選ばれた話を聞いた時は、夢を見ているかと思った」と感無量の様子。今後も競技の発展に尽力する考えで「世の中の役に立つため、これから先も15年は剣道に携わりたい」と意欲を語った。

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