Freeルピナス1万株、闇夜彩る/十和田・鯉艸郷

ライトアップされ、闇夜を彩るルピナス=12日午後7時55分ごろ、十和田市
ライトアップされ、闇夜を彩るルピナス=12日午後7時55分ごろ、十和田市

十和田市深持の観光農園「手づくり村鯉艸郷(りそうきょう)」(中野渡裕生代表)で、約1万株のルピナスが見頃を迎えている。12日はライトアップイベントが行われ、赤や紫、黄色など色とりどりの花が、“光の衣”をまとい闇夜に浮かび上がった。

 ルピナスは藤の花を逆さにしたような形が特徴で、「昇り藤」や「立ち藤」とも呼ばれる。ライトアップは新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、少しでも明るい気持ちになってもらおうと、11~13日の3日間限定で初めて実施された。

 12日は午後7時半、薄暗くなった園内に一斉にライトがともった。時間の経過とともに、ルピナスはまばゆさを増していった。八戸市から家族で訪れた看護師幸山志歩さん(32)は「幻想的でとてもきれい」と満足げ。息子の依橙(よりと)ちゃん(3)は「カラフルな森みたい」と目を輝かせた。

 ルピナスの見頃は6月末まで続く見通し。最終日のライトアップは午後7時半~9時半で入場料が500円(小学生以下は無料)。雨天の場合は中止となる。

 
お気に入り登録