Free八工大・川守田准教授 東北文化奨励賞受賞 南部菱刺しの研究で

南部菱刺しに関する研究でインテリジェント・コスモス東北文化奨励賞に輝いた川守田礼子准教授
南部菱刺しに関する研究でインテリジェント・コスモス東北文化奨励賞に輝いた川守田礼子准教授

八戸工業大感性デザイン学部創生デザイン学科の川守田礼子准教授が、東北が生み出した先見性のある文化を体系化して発信する、優れた活動に対して贈られる「第3回インテリジェント・コスモス東北文化奨励賞」に選ばれた。10年前から、青森県南地方に伝わる「南部菱(ひし)刺し」に関する研究活動を進めている。

「これからも菱刺しの魅力を裏付けられるような研究を続けたい」と、さらなる意欲を見せる。

 同賞は、東北地方における自然科学や国際的研究に関する助成を行う「インテリジェント・コスモス学術振興財団」(仙台市)が主催。

 これまで、川守田准教授は文献調査や製作者への聞き取りのほか、大学の授業でも学生たちに菱刺しの魅力を伝えている。菱刺しは、現段階では津軽地方のこぎん刺しに比べて知名度が低く、経済的な基盤も整備されていない。製作者の高齢化も進む中で活動を記録として残し、手仕事を未来につなげようと、研究を進めてきた。

 今回は、一連の活動が「東北の伝統工芸が再評価され、作品が製品として普及していく機会が増えれば、社会的効果も高い」と認められ、受賞が決まった。

 川守田准教授は「製作者の方々の思いが、大きなモチベーションになっている」と話し、「これからも地域の皆さんに共感してもらえるような研究ができたら」と前を見据える。

 表彰式は9月に仙台市で行われる予定。

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