Free八学大生が八戸圏域の魅力発信 8ベース活用したプロジェクト始動

エイトベースで販売する新商品を試食する学生ら
エイトベースで販売する新商品を試食する学生ら

八戸学院大(水野眞佐夫学長)は本年度、東京都心にある八戸都市圏交流プラザ「8base(エイトベース)」を活用し、学生が八戸圏域の魅力を国内外へ発信する「8ベースを活用した国内外新規・販路開拓・拡大プロジェクト」をスタートさせた。

 プロジェクトは、昨年10月に同大と地元有志企業などが設立した「八戸圏域・地域グローバルイノベーション推進協議会」が事業主体。学生は、地元企業に関する事前学習や商品開発から販売までの過程を学ぶ研修、外部へのプレゼンテーションなどを通して地域についての理解を深める。同協議会も、学生の学びをサポートすることで若者の地元定着などを目指す。

 20日は、地域経営学部の3、4年生3人が、エイトベースを運営する金剛グループ(八戸市)など地元企業3社を訪ね、地域の魅力や企業独自の取り組みなどについて学んだ。割烹(かっぽう)金剛で行われた同グループの学習会では、大久保圭一郎代表がエイトベース開設の経緯や客層、販売商品などについて説明。学生はオープン後に同グループが開発した商品を試食し、顧客のニーズに合ったこだわりなどについても体感した。

 同学部4年の三浦優さん(21)は「お客さんが何を必要としているのか、考える心遣いが大事だと感じた」と感銘を受けた様子。大久保代表は「若者らしい、斬新でパワフルな発想に期待したい」と話していた。

 
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