Freeブナの森で羽の筋も緑 南八甲田でセミ羽化

羽化が完了し、新緑のような緑の筋のある羽を見せるエゾハルゼミ=20日、十和田市
羽化が完了し、新緑のような緑の筋のある羽を見せるエゾハルゼミ=20日、十和田市

十和田市の奥入瀬渓流から蔦にかけての森で今、エゾハルゼミが盛んに鳴いている。「オギィオギィオギィ、ケケケケケケケケ」と低音と高音を組み合わせた特徴的な鳴き声を響かせる。

 今年はこのセミの活動も1週間ほど早く、夕暮れに、「蔦野鳥の森」遊歩道沿いのブナの幹を探せば、羽化するセミの幼虫が見つかる。幼虫は木に登り、前足の爪をしっかりと食い込ませると動かなくなり、やがて背中が割れ始める。

 20日は午後6時半ごろから羽化が始まった。背中から飛び出した成虫は、一度反り返り、羽化が終わりに近づくと、体を起こして抜け殻につかまり、1時間ほどで羽化を完了した。

 そのころには透き通った羽も伸び、羽の筋はブナの森の新緑のような鮮やかな緑に彩られ、南八甲田の神秘の一つを見せてくれた。

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