Freeリンゴの摘花が本格化/五戸

薄ピンク色の花びらを丁寧に摘み取るスタッフ=12日、五戸町倉石
薄ピンク色の花びらを丁寧に摘み取るスタッフ=12日、五戸町倉石

青森県南地方で、リンゴの摘花作業が盛んに行われている。摘花は、花を間引くことで果実の成長を促す大事な作業の一つ。12日、生産者は出来秋に思いをはせ、薄ピンク色の花びらを丁寧に摘み取っていた。

 五戸町倉石の「漆戸りんご園」(漆戸亨代表)では、約5・5ヘクタールの園地にふじやジョナゴールド、紅玉などを栽培している。今年は、5月に入ってからそれぞれが開花し、8日に本格的な摘花作業が始まった。

 12日は、スタッフ6人がはしごに登るなどして花を摘み取る作業に汗を流した。3月が例年にない高温だったことで生育は早く進んだが、現在は落ち着いているという。

 漆戸代表は「摘花はすべてが手作業で根気と体力が必要だが、今年も良いリンゴになるよう頑張りたい」と話していた。

 作業は7月ごろまで行われる。

 
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