Free献花や朗読劇、鬼才しのぶ 寺山修司記念館で「修司忌」

寺山修司顕彰文学碑の前で朗読劇を披露する堀口中の生徒たち
寺山修司顕彰文学碑の前で朗読劇を披露する堀口中の生徒たち

三沢ゆかりの詩人で劇作家の寺山修司の命日に当たる4日、三沢市寺山修司記念館(佐々木英明館長)で「修司忌」が開かれた。青森県内外から訪れた約500人のファンが、献花や朗読の鑑賞などを通じて、鬼才をしのんだ。

 同館近くの顕彰文学碑前では、ファンが献花したほか、市立堀口中の家庭科部員10人が「われに五月を」と題した朗読劇を発表した。朗読劇は、部員が寺山の作品集から詩や短歌を集め、佐々木館長が構成や演出を行った作品で、会場には部員たちの元気な声が響いた。

 部長の3年田村凜さん(15)は取材に「朗読を通じて寺山の素晴らしい作品に出合えた。今日はありがとうという気持ちで献花をし、朗読をした」と寺山の存在に感謝した。

 このほか、同館に隣接する屋外多目的スペースでは、舞踏家福士正一さん(青森市出身)らによる「舞踏 オドラデク道路劇場」、軽食や雑貨などを販売する「テラヤマルシェ×Market Caravan」が行われ、来館者が寺山の世界を堪能した。

 修司忌は同館の春のフェスティバルの一環。昨年は新型コロナウイルスの影響で開催を見送り、関係者のみで献花が行われた。今年も感染拡大を踏まえ、俳優三上博史さんによるライブや、同館副館長笹目浩之さんによる企画展ギャラリートークを中止するなど一部の内容を変更した。

 三上さんのライブを目当てに、青森市から訪れた無職村井一郎さん(70)は「ライブは中止になって残念だったが、舞踏などを楽しむことができた」と話した。

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