南部町高瀬の農道沿いで、水仙が見頃を迎えている。２５日は小雨がぱらつくなど不安定な空模様だったが、鮮やかな黄色や清らかな白い花が咲き誇っており、道行くドライバーらを和ませている。

　水仙が咲いているのは、同町の大工村井義夫さん（６５）の敷地内。妻知子さん（６２）によると、今春は好天が続いた影響で、例年よりやや早く見頃を迎えたという。

　知子さんは「花が好きだった義母が生前、大切に育てていた。その思いを受け継ぎ、付近を通り掛かる人たちに楽しんでもらえるように手入れしていきたい」と、感慨深げに見守っていた。