Free堀内君(南部)が世界児童画展で特別賞 医者になった自分描く

日本美術教育連合賞に輝いた堀内颯眞君。絵のタイトルは「お医者さんになって注射をしているよ」
日本美術教育連合賞に輝いた堀内颯眞君。絵のタイトルは「お医者さんになって注射をしているよ」

第51回世界児童画展(美育文化協会主催)で、3月で認定こども園あかね幼稚園(南部町)を卒園した堀内颯眞(そうま)君(6)が、特別賞の日本美術教育連合賞に選ばれた。医者になって新型コロナウイルスを治療する自分を描いた絵で、「将来、お医者さんになりたい気持ちが強くなった」と喜びを語った。

 同児童画展には全国の幼稚園、保育園、小中学校などに通う3~15歳から4万982点の応募があった。特別賞は内閣総理大臣賞1点、文部科学大臣賞5点に続き、日本美術教育連合賞など五つの主催・後援団体の賞にそれぞれ10点(計50点)が選ばれた。

 堀内君の絵のタイトルは「お医者さんになって注射をしているよ」。題材について堀内君は「年長になってから新型コロナが広がって旅行ができなかった。自分で治療できたらと思って描いた」と話す。

 同幼稚園では20年ほど前から園児が同児童画展に出品しており、初めて特別賞を受賞した。

 川守田道治園長は「子どもたちが楽しみながら絵を描き、それが結果につながってうれしい」と笑顔。堀内君は4月に町立福田小に入学する予定で、「小学校でも目標を持ち、視野を広げてくれたら」とエールを送った。

 青森県南地方では、認定こども園春日台保育園(三沢市)の横田心優(こう)ちゃん(5)が描いた「11ぴきのねこ うれしいニャン」が特別賞の全国造形教育連盟賞を受賞。同保育園が都道府県団体賞に選ばれた。

 
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