Free大村君(八戸)3年半伸ばした髪の毛40センチ寄贈 

ヘアドネーションのため、3年半伸ばした髪を切った大村瑛音君
ヘアドネーションのため、3年半伸ばした髪を切った大村瑛音君

4月から八戸市立三条中に進学する大村瑛音(えいと)君(12)が28日、病気やけがで髪を失った子どもに医療用ウィッグを作るため、自身の髪の毛を寄贈する「ヘアドネーション」を行った。3年半伸ばした長髪をばっさり切り、「誰かの役に立てればうれしい」と笑顔を見せた。

 大村君が髪を伸ばしたのは小学3年生の頃、テレビ番組でヘアドネーションをする海外の男子学生を知ったことがきっかけ。周囲から奇異の目で見られても自分の信念を貫き、膝まで髪を伸ばす姿を見て、「同じ学生なのにすごい。自分もやってみよう」と決意したという。

 通っていた市立三条小の理解も得て、3年の夏から髪を伸ばし続けた。当初から小学校卒業を機に髪を寄贈することにしており、この日、同市西白山台5丁目の美容院「MONTRESOR(モントレゾール)」で約50センチあった髪のうち約40センチを切った。

 同店によると、ここ数年でヘアドネーションの認知度が上がり、寄贈希望者は増えているが、男性は初めてという。カットを見守った大村君の父、聡さん(41)は「この年齢で社会貢献をしようと動いたのはいいこと。学校や周りの人たちの協力に感謝したい」と話す。

 カットを終えた大村君は「すっきりした。頭が軽い」とはにかみ、「女性だけでなく男性でもヘアドネーションができることを多くの人に伝えられたら」と力を込めた。 この日切られた大村君の髪は、大阪府のNPO法人「JHD&C」に送られた。

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