Free【週間ダイジェスト】3月21~27日

▽八戸西、初戦敗退
 第93回選抜高校野球大会に青森県勢初の21世紀枠で出場した県立八戸西は22日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で具志川商(沖縄)との1回戦に臨んだ。春夏通じて甲子園初出場の緊張もあって中盤までに大量リードを許す苦しい展開。3―8で敗れ、初陣を飾ることはできなかった。

 ▽22年度から「入域料」導入へ
 奥入瀬渓流沿いを通る国道102号の将来的な交通形態を話し合う、奥入瀬渓流利活用検討委員会は23日、青森市で第13回会合を開いた。事務局の青森県は将来的な交通規制と入域料(協力金)の徴収を見据え、2022年度からマイカー規制の際に、全ての来訪者から入域料の徴収を目指す実施方針案を示した。

 ▽漁獲量、過去最低
 青森県が24日発表した県海面漁業調査によると、2020年の漁獲数量は前年比12・6%減の16万7188トンで統計開始の1958年以降、過去最低となった。漁獲金額は18・1%減の341億8348万円で、89年以降では最低。サバやスルメイカなど主力魚種の近年の不漁に加え、新型コロナウイルスの影響に伴う外食需要の落ち込みで単価も伸びず、数量、金額共に振るわなかった。

 ▽冬季青森国体が正式決定
 日本スポーツ協会は2023年の国民体育大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会の開催地を青森県に決め、25日、開催決定書を県に交付した。青森開催は20年の第75回大会以来、3年ぶり14度目。大会は1月下旬から2月上旬に行われる予定で、会場は八戸市のYSアリーナ、テクノルアイスパーク、フラット八戸、南部町ふくちアイスアリーナの4会場を想定している。

 ▽青函利用者は累計798万人
 北海道新幹線は26日で開業から5年を迎えた。JR北海道によると、新青森―新函館北斗間(約149キロ)の利用者(2月末時点)は累計約798万人に上る。津軽海峡を越え、「北の大地」と本州最北を結ぶ高速鉄道網は、地域経済の発展や観光振興に欠かせない存在となった。10年後には札幌延伸が予定され、さらなる交流人口の拡大が期待される。

 ▽津波浸水域、大幅拡大
 青森県は26日、東北から北海道の太平洋沖にある日本海溝・千島海溝沿いを震源とする地震などを想定して見直した、津波の浸水予測図を公表した。海岸線の最大津波高は、八戸市で26・1メートル、おいらせ町で24・0メートルなどと想定。浸水域は各地で大幅に広がった。

 
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