Free八甲田・十和田ゴールドライン貫通 豪雪地帯に春の足音

霧が立ちこめる八甲田・十和田ゴールドラインで、雪を吹き飛ばして進む除雪車=26日午前10時ごろ、傘松峠付近 <br> <br> 
霧が立ちこめる八甲田・十和田ゴールドラインで、雪を吹き飛ばして進む除雪車=26日午前10時ごろ、傘松峠付近 
 
 

昨年11月下旬から約4カ月間、深い雪に閉ざされていた国道103号の八甲田・十和田ゴールドラインが26日、貫通した。最後に残された長さ約20メートルの道路を除雪車が通ると、高さ約8メートルの「雪の回廊」が出現。豪雪地帯の八甲田に春が近づいた。

 貫通したのは青森市酸ケ湯―十和田市谷地間の延長約8キロ。十和田側、青森側各10名で構成される八甲田除雪隊の隊員20人が約1カ月かけて除雪作業に当たってきた。

 同日は中間地点の傘松峠で貫通式が開かれた。参加した除雪関係者約60名は貫通した道路を歩き、喜びを分かち合った。

 十和田側除雪隊の村越将人隊長(35)は「昨年よりも積雪が多く、苦労したこともあったが、無事故で貫通できて良かった」とホッとした様子。青森側除雪隊の作見晃一隊長(48)は「実際に訪れて迫力のある雪の回廊を楽しんでほしい」と話した。

 今後は道幅を広げる作業が行われる。一般車両は4月1日から通行可能。霧が立ちこめる八甲田・十和田ゴールドラインで、雪を吹き飛ばして進む除雪車=26日午前10時ごろ、傘松峠付近 <br 
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